第 八回前編(イブラシル暦686年8月)
登場人物
櫻海

共闘
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 深き洞窟の最 下層で、爆音が轟く。

 鬨の声はとうに鳴り響いて過ぎ去り、戦いは終盤。六人組と三人組のうち、三人組の方はのこり一人だけだった。

 ――雷神トール。

 雷神洞に轟く雷鳴の主も、いまは満身創痍だった。渾身の力を持って放った裁きの雷も、回復魔法によって癒された。

 それでもトールは膝を屈しなかった。誇り高き雷神は愛用のミョルニルを振りかぶり、牡牛のような角を二本持つ女に殴りかかる。轟音と共に 振るわれた槌だが、女はその一撃目を盾で受け止めた。それでも激しい衝撃によろめいた所で二撃目が振るわれ、女は悲鳴を上げた。

 だがそれでも倒すにはいたらなかった。果敢にも盾を使って反撃する女。その一撃自体は、トールにとって毛ほどでもなかった。

 が――

 暗い冥洞に強い光が灯る。

 金髪の少女の詠唱が完了し、その魔法が放たれた。言の葉をこめた呪印は世界の物理現象に左右する現象として、世界に顕現する。

紅の炎が瞬き、

 一転に集約された炎が貫く。

『―――!』

 トールの断末魔は、雷神洞をかつてないほど強く震わした。




 そして洞窟に静寂が戻った。




 アステリア領の西方、エルクアールのさらに西にある聖者の丘。
 そこに目印にあるような大岩に、二つの人影があった。

 一人は、大柄な男だった。とはいえ、羽織ったマントについているフードを目深にかぶり、その表情はまったく見えない。もう夏だというのに皮膚 の露出が無い厚着で、正直神経を疑うだろう。人相を隠すつもりだとしても、これでは逆に人目を引きかねないではないか。

 もう一人は、小柄な少女だった。だいたい14、5歳ぐらい、長い紫色の髪を背中で結んでいる。整った顔立ちだったが、無表情と生気の薄い瞳 が、少女に一種の酷薄さを見せていた。

 二人の名は男をアッシュ、少女をエフィルと言った。実はアッシュはアンデット。すでに死に、唯一焼け残った灰がより集まって意志を持つという 特殊なアンデットだ。その連れのエフィルは、他者の魂を糧にするという種族である。

 アッシュは大岩に背を預け、本を読みふけっていた。傍らのエフィルは大岩の上に腰掛け、視線を丘の彼方にむけている。季節は夏なの で、なだらかな丘陵には緑色の草が見えている。吹き抜ける風が彼女の長い紫色の髪をもてあそぶ。

 だが、やがて変わらぬ光景を眺めるのに飽きたのだろうか。視線をはずし、エフィルは、アッシュの手元の本をのぞきこんだ。

「それ…何の本?」

「ん…。ああ、個人の書き記した詩だな」

 答えたアッシュに、エフィルは首をかしげた。それにアッシュが補足する。

「旅の中で思いついたことを書き連ねた即興詩だ。サーガみたいなものかな。…推敲されて出版されたものじゃないから、つくりは荒いが、個人の体験がリアル に書いてあって面白いんだ」

「ふぅん…。でも、そんなもの、いつ買ったの?」

「拾った。ついさっき、そこでな」

 アッシュが言うのに、エフィルは呆れながら、その手元の本を見た。確かに元は白かった生地は日焼けして黄ばんでいたし、ところどころシミのよ うなものがある。泥がまだ少しこびりついていたところもあった。

 エフィルはただ閉口する。相変わらず貧乏性なんだから、と口の中でつぶやき、視線を本からアッシュの横顔へと移す。

「そういえば……今度転送する人も、トールと戦った人なんだって?」

「ああ、そのはずだ。戦った後、勝つにしろ負けるにしろ即座に転送を頼まれている」

 雷神洞の最下層に行き、雷神トールと戦うパーティの聖者の丘までの転送。それが今回、アッシュが引き受けた依頼だった。

 二人が話すとおり、彼らが転送を引き受けるのはこれで二度目。そして前回の相手も、トールと戦い打ち勝ったパーティの人間だった。前回の相手 と別れたのはもうずいぶん前のことだが、今はどこまでいっているだろう。

 ――それにしてもよくよく運のある。

 そこまで脳裏でつぶやいたところで、アッシュは本をパタリと閉じた。そして視線を、真上へとむける。

 太陽は中天を過ぎ、やや西に傾き始めている。

「そろそろ時間だな。エフィル、転送だ」

「うん」

 二人は、転送の準備を始めた。




 丘の上に光の柱が立ったかと思うと、その光が消えると同時に人一人分の人影が現れる。黒髪の男だった。

「オウミ」

「よう」

 アッシュの言葉に、男は片手を上げて挨拶をした。ジャケットの前をはだけさせて、引き締まった腹筋と厚い胸板を見せている。年齢は大体20代 後半、もっともその身にまとった飄々とした空気が、男の年齢を外見以上に上げてみせる。

 櫻海(おうみ)というこの男が、今回の転送相手だった。同じギルドに所属している間柄なので、まったく知らない仲ではない。

「わざわざ転送すまんなアッシュ。恩にきるよ」

「いや、お安い御用さ。それでトールはどうだった?」

「ラーミエが頑張ってくれて楽勝だよ。ミョルニルとメギンギョルドも手に入れて今はクレアの奴が持ってる。合流するまで、雷神洞で落とさなければな」

「そうか、おめでとう」

「ん……ああ、さんきゅ」

 かすかに照れをにじませながら櫻海はうなずいた。そうすると険しさが消えて、普段の外見よりも少し幼く見える。

「そういえば、こうして会うのは初めてだったかな。本当に全身隠しているんだな。暑苦しそうだが」

 アッシュの全身にまとった外套を指差し、櫻海が感想を漏らした。苦笑を浮かべながらアッシュはうなずく。

「ああ、まぁな。私の素性に関しては言ったろ? 素顔を出して歩いては不気味だからな。…そのままmこの先の谷にいけば、モンスターと間違えて襲われそうだ」

「今でも変わらないような気がするけどな」

「まぁそれも違いないが」

 互いに軽口を言いながら、ふと思いついたようにアッシュは傍らのエフィルを引き寄せた。きょとんとした表情でなすがままにされるエフィル。

「こちらを紹介するのは初めてだな。…エフィルと言うんだ」

 アッシュに肩を抱かれて、エフィルは一瞬驚いたようにアッシュの顔を見上げた。そして瞳を困惑に揺ら、櫻海の方をむいた。

「……その。よろしく」

 おざなりに頭を下げるその姿は、気後れしていると言うよりも、どちらかと言えばこういった時の挨拶の仕方がわからないといった感じだ。それを 感じて櫻海は気さくな挨拶を返すと、アッシュに視線を戻してたずねた。

「それで、予定ではここで一週間共闘をする。その後はパーティ解散後、自由行動でいいんだな?」

「ああ。別れた後は雷神洞に残っている仲間を呼び戻すのも、一人で逝者の谷に歩を進めるのも自由だ。人斬りだけは、勘弁して欲しいけどな」

「するかよ。と、人斬りと言えば…」

「うん?」

 思いついたように問う櫻海に、アッシュは声を上げる。

「……匠華がどうなっているか知っているか? こっちはまだ確認していないんだが…」

「いや、結果は私たちもまったく知らないんだ。無事だといいが」

「じゃあ、見てみようか」

 櫻海は言うと、懐から小型の通信端末を取り出して、折りたたみ式のそれを開いた。タッチパネルを操作し、ウィンドウを開く。

「どうだ?」

「まだ見つけていない。…対戦相手はLOTの二番隊だったな。…あった」

 アッシュも、エフィルとともにそれを横から覗き込む。両者の勝負の対人戦レポート。そこには、無情にも一面に赤文字が躍っていた。

 全滅、だった。

「……だめか」

「そう…みたいだな」

 つぶやき、かすかに苛立ったかのようにパチンと端末を閉じた。

「ある意味予想通りだな。嫌な予想だけど」

「匠華が対人戦で負けたのは、これで二度目だな…。被害が少なかったのは、不幸中の幸いといっていいのか…」

 新品の武器を抱きかかえ、嘆いていた一人を思い出す。彼女の武器も、また他のメンバーも高価な装備品は一つも奪われていない。もっとも、回復 薬や 換金用の銅貨を奪われてしまったわけだが。それでもたくましい彼らなら、すぐ再建してくれるだろう。

「しかし聖者の丘にも、人斬りが現れるとはな。俺たちもうかうかしてられないな…」

「襲われた時は…切り返してやればいい。そうすれば逆に相手のアイテムを奪えるさ」

「簡単にいってくれるな」

 苦笑する。櫻海はいたずらっぽい笑みを浮かべて言い返してやった。

「お前こそ…。人斬りにあったらどうするんだ。うかうかしてられねぇぞ?」

「なるようにしかならないさ。それに……半端なやつでは、返り討ちにあわせるだけだ」

「そうか。……と」

  不敵に微笑むアッシュにうなずいた時、かすかな気配を感じて櫻海は振り返った。アッシュとエフィルもそれに同時に気づき、左右に展開する。

 現れたのは純白の表皮を持つ巨大なホワイトドラゴンと、弓を構え、人の上半身と馬の下半身を併せ持つ雄雄しいケンタウロスだった。どちらもこ の聖者の丘では油断なら無い相手だ。

「……お客さんのおでましか。ホワイトドラゴンがいる。手はずどおりに頼むぞ」

「了解した」

 ささやきながら一歩後退する櫻海と、うなずきながら一歩前に出るアッシュ。互いに武器をかまえる。防御に優れたアッシュが前で攻撃を防ぎ、後 衛の櫻海が間合いの長い槍で攻撃を担当する。元々そういう役割だ。

 その間にもホワイトドラゴン達は距離をつめ、両者の間で緊張が高まる。そして一点で爆発した。

 先制はケンタウロスの弦鳴りの音だった。ビィインという音とともに神速の手つきで矢を二本番え放つ。ラピッドショット。その矢はアッシュの足 元に命中した。が、たいした傷ではない。

「く……エフィル、出番だ!」

「……まかせて!」

  飛び上がったエフィルは朗々と甲高い声で鳴くホワイトドラゴンへと迫る。彼ら独自の言語による魔法詠唱。その薄く開いた口腔めがけ、宙を飛び上がったエ フィルが手をかざす。

「……静寂の光よっ!」

 紫色の閃光が迸り、ホワイトドラゴンの瞳を焼いた。悲鳴を上げてのけぞるホワイトドラゴン。彼女はその勢いでホワイトドラゴンの胴を薙ぎなが ら駆け抜けた。
 ――が、軽い手ごたえに驚愕を浮かべて後方を振り返る。その先では、鮮血のかわりに純白の羽が散っていた。

「く…間に合わなかったか!」

 ここ聖者の丘に住まうホワイトドラゴンは、僧侶魔法に相当する魔法を使うことができる。今のはエンジェリックフェザー。対象をあらゆる攻撃か ら一度だけ守る厄介な術だ。

 悔しげにうめくアッシュは後方の櫻海に声をかける。

「すまない櫻海! 遅れた」

「いや、十分だ!」

 吼えながら、櫻海は自身の槍をかまえ、前衛のアッシュを抜き去った。そして槍を振るう。その時アッシュは、凛とした不思議な旋律 を聞いた。

「……行くぞ」

 音の源は櫻海がかまえる槍だった。美しい、透き通るような刃を持つその槍には、『アステリアの歌姫』という銘が与えられていた。

 ヒュゴゥ、とひときわ鋭いつむじ風が鳴った。宙を舞った二条のきらめきは、白龍の白皙の肌に二本の朱線をうがった。熱い鮮血が迸り白龍が甲高 い悲鳴を上げる。

 ――すごい、とアッシュはその光景に驚嘆した。硬い白龍の表皮をものともせず傷を与えたその力。それは一目で業物とわかる武器もさることなが ら、櫻海自身の腕も大きい。いくら武器が優れていようと、使用者の実力以上の力は発揮しないのだから。

 まったく、やる。口に出さずにつぶやき、アッシュは櫻海の前飛び込んだ。――櫻海にむかって放たれた矢を、かわりに叩き落す。

「前は私が守ろう。櫻海は攻撃を頼む」

「ああ、お安い御用だ」

 好戦的に叫び、櫻海はホワイトドラゴンに二度目の斬撃を放った。
 戦いはほどなく終わった。最後は裂迫の気合とともに櫻海が槍をふりかざし、ケンタウロスを打ち倒した。



「さて、これでいいか」

 野営にテントを張り終え、櫻海が告げる。中型のテントを二つ張り、片方にはエフィルとアッシュが。もう片方には櫻海が一人で入る。どちらも櫻 海が用意したものであり、普段アッシュ達は毛布一枚で寝る。



「というか……お前ら野宿するなら、テントか最低でも寝袋ぐらい使ったらどうだ? 毛布一枚じゃ寒いだろうに」

 この一週間の間、一度櫻海にそう訊かれたのだが、それは二人とも首を振った。

「この体になってからは、寒さや熱さもあまり感じなくなったからなあ」

「……狭いところと、暑苦しいのは、イヤ」

「そんなものかねえ」

 口々に言う櫻海は理解できないというように首の後ろをかいたものだった。



 テントを張り終えたこの場には、エフィルの姿がなかった。今、彼女は夜の散歩に出かけている。エフィルは朝よりも夜に散歩にでるのが好きだっ た。

 念入りに張り終えたテントに、もう一度安全点検するアッシュに一瞥を送り、櫻海は声をかけた。

「すまんな。今日のランドブレイカーでは、回復魔法を使わせすぎてしまった」

「ん…問題ない。どうせ明日にはまた別行動なんだしな。そうすれば、もう回復魔法を使わないですむ。必要ないんだ」

「……そうか、明日にはもう別行動だったな」

  立ち上がって振り返って言うアッシュに、櫻海は感慨深げにつぶやいた。約束の期限の一週間まではもう時間が無かった。そうなればお互い別行動で、それぞれ の本来の仲間だけで、また別の旅をすることになる。

「櫻海達は、これからすぐに逝者の谷まで進んで、バルバシアに行くのか? それとも聖者の丘でしばらく金を稼ぐ?」

「そうだな……出遅れちまっているからな、おそらく先を目指すことになると思う。それからどうなるかは疑問だな」

 確かに。情報ではアストローナに登録されている覇者グループの一隊は、ここですでに磐石な布陣を作ってしまっている。これからここでそのパー ティと同じように 力を蓄えるにしても、それでは先行者の軌跡をなぞることにしかならない。それでは絶対に彼らを越すことはできないのだ。

 追い抜くつもりがあるのならば、ここでリスクを承知で前に進むべきだろう。場合によっては無謀にもなりかねないが、彼らならそこまでする力も あるだろう。

「そういうお前は、どうするんだ?」

「ん? 私か……」

 今度は逆に問い返された。アッシュはわずかに間をおいて答える。

「これからオベロンに喧嘩を売りに、カタコンベに引き返す」

「ほう――ようやくか」

「ああ。……最初に決めたころから、かなり時間が経ってしまったけどな。もう何ヶ月、いや、下手したら一年かかったかもしれないが、そろそろようやく準備 が整った。……とはいえ勝率は七割の運任せまでしか、煮詰めることはできなかった」

「ふ……一人でオベロンに挑むとはね。そういうのも面白いが」

「まあな。…しかし仮に倒せたとして、私がいけるのはそこまでだろうな。後は日和見を決め込もう」

 アッシュは言う。と、そこに空から羽音が響いた。何事かと視線を上げると、夜の散歩をしていたエフィルが戻ってきていた。

「散歩はすんだか?」

「………」

「どうした?」

 無言で首をふるエフィルに訊く。エフィルは神妙な顔で口を開いた。

「別れる前に、もう一仕事、残っているみたい」

「……またモンスターか?」

 腰を上げて櫻海がたずねる。エフィルはまたも首を振った。そして一単語を口にする。

「…マガ。」

「……『マガの血族』か…?!」

 ざわめくようにアッシュが問い返す。エフィルは、陰った顔でうなずいた。

「そう……たぶん。やる気だわ」

 二人は驚いた顔をする。マガの血族。人斬りとしても有名なクランだった。ここ聖者の丘に何人か進んでいるとは聞いていたが、まさか自分たちが 狙われるとは――。

「……少し予想外の事態だな」

「ああ。……エフィル、相手は何人組みだった?」

「二人」

「ならクライアー・カードと檻馬だろう。…ふむ、アラーム使いが相手か」

「……対人戦だとモンスターとは勝手が違うな。戦法はどうする?」

  難しい顔をする櫻海にたずねると、手で制された。

「待ってくれ。今ミズキに聞く」

 そういうと、櫻海は携帯の小型端末を開いた。そして通話機能を開き耳に当てる。

「ああ、ミズキか? やっかいなことになった、PKだ。…ああ、そうだ。……それで戦術だが……ああ」

 静かな声で、激論をかわす。一方通行なので相手の声はアッシュ達には聞こえないが、事態を黙って見守る。と、会話が一段落したところで櫻海 が、端末を操作して地面に置いた。

『アッシュ、すまない。今回は巻き込むことになってしまったようだ』

 端末から、その場にいる全員に聞こえるようにスピーカーから声が流れた。同時にディスプレイにアップで男の顔が映る。アッシュは櫻海を見る。

「ミズキだよ。知っているだろう?」

「ああ」

 櫻海のパーティメンバーの一人。言葉をかわしたこともある。

『相手方のマガの二人は、手ごろな相手を狙って滞在していたのかもしれない。すまない、今回はこちらが巻き込んだことになる』

「気にするな。こちらとしても、まったく予想できない事態ではなかった。……むしろ気づくべきだったな。あの二人がここにいることに……」

『本当にすまない』

「いや……それよりも、今は対策だ。そのために通信をしてきたんだろう?」

『――ああ。いくつか訊きたいことがある』

 端末のディスプレイに映るミズキは、真剣な面持ちで聞いてきた。


 マガの二人が丘を登りきるまでの間に、焚き火の炎を頼りに、地面に線を書いて作戦を煮詰める。議論は白熱した。重荷言葉をかわすのはミズキと 櫻海。それにアッシュがところどころを補足する。

 プランナーはミズキ。それにアッシュが補足をし、櫻海が訂正していく。――作戦の主軸はほどなく決まった。


「決まりだな」

 一段落して、櫻海が告げる。それにアッシュも、ディスプレイに映るミズキも、うなずいた。

 ――戦術は決まった。あとは実践するだけだ。



 櫻海、エフィル、アッシュ三人の野営地に、二つの新たな人影が現れる。すでに通信端末は収め、ミズキは雷神洞で朗報を待っているはずだ。

 闇夜の中、焚き火の炎がそれぞれの横顔を照らしている。陰影がつけられ互いの表情は陰っていた。
 風がさぁっと波紋をなげかけた。


To be continued.....


あとがき
というわけで、許可をいただいたので執筆。
会話内容では、チャットでかわした内容などを取り上げていますが、ほぼ創作です。
特に、彼らがすぐに逝者の谷に行く、というのは創作ですね。あてにされても困ります。
さて、結果更新直前にこの小説をアップしたわけですがどうなるか。
勝率は六割というのが二人の共通の見解。…ここまで盛り上げて負けたくないですが。


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